キャンプと防災

tent

キャンプで防災力を高めよう

キャンプに行く理由は人それぞれですが、自然の中でリラックスしたり、屋外レジャーを楽しんだり、日々の喧噪から離れて自分を時間をとったりと、趣味として行く方が多いかと思います。今回はキャンプを趣味としてではなく、有事の対応力を高めるという観点から見てみたいと思います。



キャンプの持つ防災訓練という側面

防災テント

自然による猛威は、予知できません。有事発生後の72時間は人命救助が優先され、生存者に支援が回るのはその後と言われます。その72時間、つまり3日間を不便な避難所や屋外で過ごさねばならぬ際、自分や家族、周りの人と生き抜く力が重要となります。

 

そういう意味では、制約条件の多い中で活動するキャンプは、防災訓練も兼ねている活動であると言えます。

キャンプ

制約条件下での活動と人間関係

キャンプは、物質の不足や、十分な設備が揃っていない状態で過ごします。料理に失敗して口に合わなかったり、小腹が減った時につまむものや飲みたいものがなかったりすることもありますし、綺麗なトイレがないこともあれば、テントに蜂が入って追い出す苦労を味わうこともあります。災害時に子供が非常食を食べてくれなかったという体験談もありますので、大人はもちろん、子供に「いつもと違う」ことを体験させておくことも大切な教育になります。

また、そうした環境下で周囲と協力する経験も有事の対応に役立ちます。東北の震災復興支援活動で感じたことは、現地でのリーダーシップとフォロワーシップの大切さです。混乱している状況下では、やることを整理したり指示したりして道筋を描く誰かと、それを確実に実行する人が必要です。これもキャンプにおいて培えるものですね。

ハンゴー


被災時にも役立つキャンプ用品等

クワッドLEDランタン

キャンプのため常備しておくものには、自宅で被災した場合に役に立つことがあります。以下が、災害時に欲しかったという意見があった物の抜粋です。キャンプで使うものも多いと思いませんか?

・懐中電灯の電池

・ウェットティッシュ

・ベビー用品

・ガスボンベとコンロ

・水のいらないシャンプー

・使い捨ての食器

・携帯電話充電用のモバイルバッテリー

・簡易トイレ

・寝袋

いざと言う時に、電池や在庫が切れていたら後悔しても仕切れません。



テント設営方法やロープワーク

滅多にないかもしれませんが、建物の倒壊やその恐れ等によって、公園で長時間過ごさねばならない場合もあります。テントの設営手順や、ブルーシートで風よけを作る際のロープワークや石の使い方等を知っていれば、災害が発生した時にも役立ちます。

テントの張り方

キャンピングカーの需要

また最近注目されてきているのがキャンピングカーです。

災害時に動けない状態になってもソーラーパネルから電気を引っ張り、最低限の生活を維持できる機能をもったキャンピングカーも増えてきています。実際そのおかげで有事の際を無事に過ごすことが出来たという方が出てきています。またそれに対応できるようRVカーメーカーもどんどん進化させてきています。

キャンピングカー


好きから生まれる社会貢献

趣味としてキャンプをされるキャンパーさんが大多数だと思いますが、以上のような観点からキャンプを楽しむこと、家族を参加させることは、趣味を超えた意義があります。キャンプを味わいながら、防災時に役立つスキルを磨くという意識も持ってみてはいかがでしょうか。好きでやっていることが、家族や地域や方々の役に立つなんて、素敵だと思いませんか?災害がないことを祈りますが、万が一の際には全国のキャンパーさん達が活躍されることでしょう。